感じたり、想ったり、考えたり、察したり。

普段の生活の中でふと考えたことやら何かしらの感想とかを書くところです。

プリリズAD感想

どうも、イサナです。

前回プリリズADの初めの方の感想を書いたのですが、先日(7/11)のプリティーオールフレンズがDMFの一話だということが分かっていたのでそれまでにADを見終わりたかったんですよね。DMFはADと世界線が繋がっている、と聞いていたので。

そんなわけで、週末を使ってADを見終わりました。なので今回はその感想になりますね。全体を通した感想になります。特にまとめてから書いたりせず思いついたこと書き連ねてるのでアレですけど…

 

まず初めに全体的な感想ですが、とても良い作品だったと思います。話が上手く纏まっていますし、見ていて飽きない構成になっていました。キャラクターもそれぞれの個性が光っており、魅力的なキャラクターが多かったです。プリパラにはなかった恋愛関連の話も盛り込まれており、より等身大の女の子感が強くなっているように感じました。また、キャラクターが増えすぎないこともとても良かったです。

次にキャラクターについての感想です。主要キャラについて一人ずつ書いていきます。

 

・春音あいら

本作の主人公で、とても「普通の女の子」です。あいらに関しては「普通」の一言に尽きます。前回の感想でも書いたのですが、どこまでも等身大の女の子でした。おしゃれが好きで、恋をして、友達想い。そんな普通の女の子でした。巻き込まれて踏み出したプリズムショーの世界へだんだんのめり込んでいき、最後にはプリズムクイーンになりました。

あいらはどこまでも優しく、まるで女神のような女性です。ティアラカップ決勝でのあいらの行動には本当に感動しました。自分もストーンを失っていたのにりずむの想いを知っているから自分は一歩引く。あいらをライバルとして認めているりずむからすれば複雑な気持ちだったと思いますが(だからこそのあの平手打ち)、あいらはそれでも自分の想いを貫きました。流されやすいようで、自分の芯はしっかり持っている、そんな風に感じました。自分の大切な人たちの幸せが自分の幸せとでもいうべきその姿勢と生き方はとても美しく、素晴らしいと思いました。

 

・天宮りずむ

伝説のジャンプを跳んだ母を追いかける少女です。プリズムジャンプに対してどこまでも真剣で、だれよりも強い想いを持っています。こういったアニメでありがちな「夢を追いかける」という姿勢ではなく「目標を達成する」というようなキャラクターは少し珍しく感じました。いつか叶えたい夢ではなく、一刻も早く達成したい目標で、そこに至るためにはどれだけだって努力する。とてもまっすぐで、強い気持ちです。しかしそれはりずむが強い女の子かと言われればそんなことはなく、まるで鉱石のように「硬くて脆い」女の子だと感じました。とても強い子のように見えますが、内面は母を求める純粋で幼い子供のようです。46話のあいらとの対決の末にようやく大声をあげて泣けましたね。自分の本当の姿、飾らない自分をさらけ出せる相手というのはとても貴重で、素晴らしいものですね。

 

・高峰みおん

天才的でわがままなお姫様です。とてもプロ意識が高く、他人に厳しく、それ以上に自分に厳しようなキャラクターです。モデルとして活動していたために前の2人よりも先輩としてふるまうことが多いですが、本質的な部分ではまだ親に甘えていたい幼い子供のようなところもあります。せれのんの二人に煽られて一番過剰に反応してるのは実はりずむではなくみおんなんじゃないかと思います。プライドが高く、弱みを見せたがらないのはきっと守ってくれる親が小さいころから近くにいなかったからですかね…これはりずむにも言えることですが、小さいころから親が近くにいないと甘えられる相手がいませんし、何かあったときに守ってくれる、泣きつける人がいないというのはとても怖いことですよね。そんな環境で育ったために誰にも弱音を吐かないような正確になったのかもしれませんね。

ちなみに私は自信たっぷりの顔が大好きです。ADで一番好き…

 

・Callings

憧れの先輩ポジションの男性ユニット。ショウ、ヒビキ、ワタルの三人。正直登場回数も愛着も前三人ほどないのでまとめて。

まずこの三人、私の中の評価はヒビキ>ワタル>ショウです。

ヒビキは基本的にお手本のようなイケメンで、とても爽やかです。唯一残念なところはかのんからの想いに関しては鈍感系主人公みたいになることでしょうか…

ワタルは可愛い系枠。なんですが…正直好きになる相手が悪すぎる…みおんが気になるようですが、肝心のみおんは純さんLOVEなわけで…ハロウィン回ではちょっと頑張りましたが、結局みおんを完全に振り向かせることはかないませんでした。なんというか、みおんのせいで三枚目みたいな役割になっちゃってますね、彼は。悪い子ではないんですけど、男の嫉妬はちょっと見苦しいので…

ショウはまあ、正直論外ですかね。あいらに近づかないでほしいというのが本音。一話の事案ムーブ(いきなり額にキス)から微妙な印象だったのですが、10話(「デートだとでも思った?」の回)で完全に見限りました。本当に最低…自分から特に要件も言わず呼び出し、会ったと思ったらスケッチブックにデザイン書き始めて放置。仕舞いにはあいらのファッションセンスに嫉妬してひどい言葉を浴びせ、逃亡。最低の一言に尽きます。そもそもの話、ショウはデザイナーで、言わば0から1を作る人です。対してあいらが得意なのはあくまでコーデの組み合わせやアレンジで、1を10や100にすることです。ショウはあいらのファッションセンスに嫉妬していましたが、あいらは何もないところから新しいアイデアで服を作ることはできません。嫉妬する必要なんてなかったのです。なのに勘違いしてあいらに対して傷つけるようなことを言って逃げた上に、それを「悪かった」の一言で済ませる神経は本当に理解できません。あれだけのことをしたのに全く反省の色が見えません。正直軽蔑すらしています。

 

・阿世知社長、純さん

所謂大人枠。初めの内は社長は色々やらかしてましたし、純さんは面白ポエマーでした。しかし終盤の阿世知社長は本当にかっこいい。正直やってることは自分の夢(というか後悔の念)をあいらに押し付けているように思えました。しかし彼女はそれを自覚していて、あいら本人に対して「私のために跳んでほしい」と伝えています。大人が、子供に対して、泣きながら。それを受け入れてくれるあいらも相当すごいんですが、しっかり本人に伝えられる阿世知さんも凄いですよね…決して馬鹿にしているわけではなく、尊敬してます。誰にでもできることじゃない、というかほとんどの人はプライドが邪魔して建前とかでごまかすところです。それを正直に伝えることがどれだけ難しいか…凄い人です。阿世知さんは。

純さんは、はっきり言ってよくわからん!というのが本音。りずむのことを任された後にやったことがケイさんのところに預けるだけだったり、かと思えばみおんをサポートしてりずむを救ったり…あまり考えを表に出さないタイプの方なので正直どこまでが考えての行動なのかもわからん…はっきり言えるのは面白ポエマーだということくらいですかね…ただバレンタイン回でワタルにみおんからの特大チョコを見せつけるシーンはめっちゃ面白くて好きです。

 

・せれのん

ライバル枠、兼ギャグ要員。ぶっちゃけ漫才は面白くないんですけどね。色々ひっかきまわして話を盛り上げてくれました。終盤ではみおんに頼まれてピュアホワイトウエディングをりずむに渡したところ以外は、かなめのジャンプの踏み台にされたり、プリズムクイーンカップの決勝に進めなかったりと、なんというか、活躍の場面があまりもらえていませんでしたね…ちょっとかわいそう。良いキャラはしてたんですが、あくまで引き立て役って感じでしたね。強敵として立ちはだかったのも初登場時くらいでしたし…

 

久里須かなめ

ラスボス。プリパラのファルルの原型ですよね、多分。めちゃくちゃ強いけど本人には悪意も敵対心も何もなく、ただただ純粋で無邪気。とてもかわいいですね。妹にしたいです。何も知らない子供かと思っていましたが、最終盤ではりずむのためにそなたを引き留めようとしたり、説得したりと、色々動いていましたね。とても素直でいい子なんですが、そういう子は育て方でどのようにでも変わる、というのがよくわかりますね。目のハイライト消えて主人公勢の技コピーしたり笑顔で闇を纏ったオーロラライジングしたり、正直すごくベタですけどめっちゃ好きです。

 

こんなところでしょうか。

オーロラドリームはとてもうまく纏まったアニメでしたね。早い段階で「りずむがオーロラライジング固執する理由」という物語の根幹についての説明があったこと、むやみにキャラクターを増やさなかったこと、キャラの紹介回みたいなものがなかったことあたりが良かった点でしょうか。特に終盤(36話以降)では本当に余計な話がなく、物語の本質に関わる話しかしなかったのがとてもよかったです。MARs結成より前の段階で既にみおんが普通に話に絡んでくるようになったのもいい点ですね、キャラクター同士のつながりだけ見ればもっと早い段階で結成しててもおかしくないです。

 

とまあ、長々と書きましたが、結論としてADはとても完成度の高いアニメです。私がこれまで見てきたプリパラ、アイドルタイム、プリチャンの中でもプリパラに次ぐ完成度だと思います。次に見るのはDMFなんですが、「前作の後の世界線で、全51話」というアイドルタイムと同じような条件なので、DMFの感想はそこと比較しながらになるかもですね。

 

それでは今回はこの辺で。